活動報告

八戸大学課外活動報告会・クリスマス会にて大暴れ
※今回は画像はありません。あしからず。

12月21日(土)

当日、会場となる八戸プラザホテルには
スーツ、ブレザー姿の“大人”たちが集っていた。
彼ら・彼女らは、八戸大学で勉学に励みながら
部活動や文化活動に尽力・貢献してきた勇ましき者たちなのである。
課外活動報告会は、そんな功労者たちの活動を称え、表彰する
いたって厳粛な式である。
また、その後に続けて行われるクリスマス会は、
「今年もおつかれさまでした」と食事を楽しみ、酒を呑み交わしながら激励し、
各部それぞれで用意した余興をもってこれまでの疲れを解きほぐし、
今後の活動も祈願しよう、という式なのである。

大学の教授らも集まり和気あいあい、賑やかになる会場。
と、そこへ現れた私服姿の場違いな男2人。
それが、八戸大学サークルの一員としてこの会に参加した
Be-laboメンバー 荒井さん、中野である。
隅っこに用意された席につき、正装姿の立派な“大人”たちと共にテーブルを囲む。
他のテーブルの、やや冷ややかな視線を感じつつも、
2人は周りの仲間と談笑しながら、開会の時を静かに待っていた。
そして、式は厳かに始まった。

2人の出番は特にない。
報告することもなければ、余興で皆を楽しませるような芸も用意していない。
ましてや表彰されるという謂れもない。
2人の用事は、ただ一つ。
「飯を喰うこと」であった。

式は講演や表彰の後、
テーブルに次々に並べられていく食事と共に賑やかに進行していった。
友人との談話を楽しみ、ひたすら飯を喰う2人をよそに、
壇上では硬式野球部やアイスホッケー部などの
漫才やコント、ライブなどの余興が始まり、会場は大盛り上がり。
そして余興の一大イベント、抽選会が始まった。
各人が胸につけている名札に書かれたナンバーがそれぞれの抽選番号となり、
司会者が引いた当選番号と一致した者は豪華賞品をもらえるのである。
ここはやはり、今年、八戸大学の代表として活躍した
運動部や文化部の人たちに当選してもらいたいものである。
「当たってはスマナイなあ。」
そう思いながら、背中を丸めてハラハラドキドキ。
皆とは違う緊張感を味わっていた。

ところが、である。
予期せぬ事態というのは起こるもの。
「無欲の勝利」とはこの事か。
荒井さんが、見事に抽選に当たってしまったのである。
喜び、駆け走る荒井さん。
そして、一路壇上へ。
「おいおい、何をするのだ。」
という周囲の目をはね除け、荒井さんは司会者のマイクを握り、こう叫んだ。
「今度、ぽちのセカンドアルバムがクリスマスに出まーす。」
荒井さんがメンバーであるバンド“ぽち”の、ここぞとばかりのCD宣伝であった。
この、ちゃっかり者!
拍手と歓声に包まれながら、荒井さんは3等の賞品を受け取り、
その後ついでにCDの予約も申し込まれ、したり顔で席へと戻ってきた。

奇跡はまだ起こった。
今度は、中野が2等に当たったのだ。
中野が賞品を受け取りに行く際には、周囲からBe-laboコールもあがっていた。

式は、(Be-laboうんぬんとは関係なく)大盛り上がりのまま幕を閉じ、
参加者全員にはお土産が配られた。
しかし・・・飯はたらふく喰うわ、CDの宣伝はするわ、
賞品は持って帰るわ、ケーキまでお土産にもらうわと、
これは今まで、“ノーギャラ”で番組づくりをしてきた事への、せめてものご褒美なのか。
笑みの止まらぬ2人は、ほくほく顔で、足取りも軽く帰路へとついた。

以上で、課外活動報告会での活動報告を終わります。


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