初収録がついに始まり、全員ソワソワ。 マイクやヘッドフォンをいじったり、何度も資料をチェックしたりと、 みんな落ち着かない。 初回は、担当者(Be-laboの世話役)の BeFMパーソナリティ横田さん立会のもと、収録は行われた。 適時、進行の仕方やトークの内容などを指導する。 この日、司会進行を任せられた中野は、 「このほうが喋りやすい。」 と言ってイスに座らず、立ちながらの進行に挑戦しようとしている。 ヘッドフォンから聞こえる自分の声に戸惑いながら話をする。 だが、いざマイクに向かって喋れば気合いが空回り。 言葉はすぐに尽き、自己紹介、番組の主旨説明もままならない。 何度かのNG後、あえなく頓挫。 「座ったほうが落ち着くなぁ。」ようやく収録が進む。 オープニングの収録をなんとかこなし、 次はいよいよ本題。 番組の内容へと入っていく。 前半のトークでは『大学生の実態』についてを、 事前に行ったアンケート結果に対して意見を言い合う。 たどたどしい進行の中、思い思いにトークを繰り広げた結果、 話は止めどなく続いていってしまう。 結果、6、7分の前半のこのコーナーで 長々と収録してしまい、一同呆れる。 後半のトークでは、ゲストを呼んでインタビュー方式で話を聞くため、 前半よりは進行もしやすかろう、と思っていた。 しかし実際は、 「何を、どうやって、いつ、誰が、どのタイミングで話を聞けばいいのか」 が、つかめない。 時折訪れる、沈黙の時間、無言の空間。 誰もがいつもより無口となっており、「んっ?」と顔を見合わせてしまう。 頭の中は真っ白。次は何を言うのか・・・。 横田さんの指導のもと、ゲストの二人に南部道楽千年祭の質問をする。 お祭りの具体的な内容や 自分達の手掛けたイベントを紹介するゲストのお二人。 「アンパンマンが来るんですよ。」「マジで!?」 「バイキンマンも来るんですよ。」「マジでっ!?」 ようやく余裕が出来てきたのか、トークの合間に笑みがこぼれる。 満足げな二人。笑顔って、いいですねぇ。 トークは全て終了。 ヤノスミュージックのコーナーを経てエンディングへ。 来週のテーマの予告をし、初回の感想を語る。 その後、メンバーの挨拶。そして、 「また来週〜。」 ようやく終了。 収録時間は3時間にも及んでいた。 しゃべり疲れて皆、ヘトヘト。 編集・完パケの末に、この初回のトークは放送されているが、 カットされた部分では一体何を話していたのか。 それは、誰も覚えていない。 |