最近、編集作業(トークを切って、放送時間に合わせる作業)をしていて 『辛いなぁ』と思うことがある。 それは、何度も収録内容を聞く必要があるからでも、作業が深夜に及ぶためでもない。 収録内容を消してしまう、ということが辛いのだ。 ゲストをお呼びした回は、特に内容が濃すぎて、全部放送したいくらい。 でも、30分という制約がある以上、それにおさまるようにトークを取捨選択し、 断腸の思いでカットをしている。 最近ではかける曲を短くしている(時にはサビまで行かないことも)のだが、 それでもおさまりきらず、泣く泣く切ったエピソードは数知れない。 盛り沢山のトークを削ってしまうのは、本当に惜しい。 編集時、MDプレーヤでERASE(消去)の決定をする際は、いつも心が痛みます。 さて今回、番組の半分を占めた後半のトークでは 乗上さんに一席披露していただく、ということで 以前、コッチャコで開かれた“おとなのおとぎ会”でも話したという お題目『白隠禅師(はくいんぜんし)』を披露していただいた。 聞いている側に情景を思い浮かばせる見事な語り口、 笑い所も交えつつのアッと驚く話の展開に、 メンバー一同ただただ聞き入るばかり。 時間の都合上残念ながら、落ち(サゲともいうが)の前で今回は終了。 楽しみにしていた方々、本当にゴメンなさい。 番組としては、これが“落ち”だったのです。 この後の盛り上がり、大どんでん返し、意外な結末は いずれまた、お楽しみに。 |